昨日金曜日は北海道空知で講演。
羽田を発つときは、気温30度近くで、
札幌について雨の中を移動するときはなんと、15度。
半分の気温しかなく、空港で冬物のストール調達。
講師たちの集まりだった。
空港から会場まで、会場から千歳空港まで、往復二時間余。
たっぷりと現在の政治、教育のありかた、むろん原発について、話をする。
帰路の千歳空港。女性おふたりに
「9・19のデモ、わたしたちも行きました!」と声をかけられる。
「わたしたちの日々」はまだまだ続く。
だれるなよ、折れるなよ、と自分と改めて約束をする。
さて、10回目に当たるクレヨンハウス「朝の教室」(10月10日 月・祝)の講師は、
フォトジャーナリスト、樋口健二さん。
推進派も、反対派も、ともすると忘れがちな、
原発の現場で働く人々の「いま」と「それから」を追い続けてこられた、
世界的なフォト・ジャーナリストだ。
国や電力関係者が、ずっと目を逸らしてきた原発被曝者が、ここにも!
「誰か」を置き去りにしたまま、誰かの存在を消したまま、
脱原発はすすまない。
原発の現場で働く人々は「平時」であっても常に被曝している。
今もなお。
彼らの犠牲の上に、原発は稼働し、彼らの支えなしには原発は動かせない。
そんな彼らの現実を、樋口さんの写真とトークを通して考えてみよう。
1960年代から四日市公害や原発労働者被曝の問題を追い続けてきた
樋口さんが見てきた原発労働の実態とは!
『これが原発だ カメラがとらえた被曝者』(岩波ジュニア新書)、
『闇に消される原発被曝者』(八月書館)、『原発被曝列島』(三一書房)
ほか著書、写真集多数。2001年には、ワールド・ウラニウム・ヒアリングに
よる「核のない未来賞」受賞。日本写真芸術専門学校副校長。
これから埼玉での講演。
以前に読んだ、樋口さんのご著書を手に、行ってまいります!