昨日は山形、新幹線の駅でいえばさくらんぼ東根市で講演だった。
強い風が降る雪を巻き上げて吹き付けてくるのを、
山形駅で止まってしまった新幹線からタクシーに乗り換え、
フロントグラスにあたる、雪の渦を観ながら、会場入り。
帰りも山形駅まで主催者に送っていただいて、そこから新幹線に。
「雪が多いとスキー客やスノーボードのお客さんが増えると言われてきたけれど、
原発の事故以来、やはりお客さんは減っていますね。
いろいろなところに、いろいろな形の
マイナスがでているんですよね」
往路のタクシーの運転手さんは
ため息まじりに、おっしゃっていた。
福島はもとより、あらゆるところに、あらゆる大きな負の影響を与えながら、
それでも再稼働なのか。
再稼働の後ろには、「動かし続けなければならない」理由があるはずだ。
2月25日(土)「朝の教室」の講師は、弁護士の海渡雄一さん。
学生時代から原発に疑問を抱き、勉強会に参加。
高木仁三郎さんがお元気でおられた頃だった。
80年代はじめに弁護士になってから、
もんじゅ訴訟、浜岡原発の訴訟などに取り組んでこられた。
わたしの友人や知人にも、原発訴訟の原告になっているひとたちが少なからずいる。
岩波書店から刊行された「原発訴訟」は、独立しているはずの司法もまた、
「原子力ムラ」に取り込まれる場合もあることを指摘している。
再稼働が言われるいま、3月11日を目前にわたしたちは考え、身につけたい。
原発を裁判で止めるには、どうしたらいいのか、を。
是非、ご一緒に学びましょう。そして、学んだことを
机の上の知識にせずに、歩みましょう。
「原発を裁判で止めるには?」 海渡雄一さん(弁護士)
2012年2月25日(土)9:00〜10:30 東京店B1 レストラン「広場」
司会/落合恵子(クレヨンハウス主宰)
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