2012年2月18日土曜日

2月18日

風がしんしんと冷たい、わが故郷、宇都宮から
ただいま帰京。
宇都宮女性団体協議会の三十周年の記念の
講演会だった。
いくつもの女性団体を、柔らかく束ねておられるのが
80歳のSさん。
以前からのお知り合いだ。
反戦・反差別をテーマに長年、精力的に活動と取り組み、
次世代や、さらにその次の世代の育成にも踏ん張って
おられる素敵な女性だ。
こういった先輩が、わたしたち妹の世代に
道を開いてくださった。
おみこしの上に乗るのではなく、一アクティヴィスト
として、いまでも駆け回っておられる。
わたしが敬愛する先輩だ。

話を終えた後、ステージにまた呼ばれた。
宇都宮の女性たちの、「さようなら原発」の
たくさんの署名された用紙を束で手渡していただいた。
心から感謝。
「これから、もっと拡げますからね」。
小柄なこのかたのどこに、これだけのパワーが、と
思う。本当に素敵なひとだ。

それにもしても寒い一日だった。

帰宅してメールをチェックしていたら、
別の素敵な女性からのメールが。
画家の坪谷令子さんからだ。
坪谷さんと去年久しぶりに再会できたのは、
京都大学原子炉実験所の小出裕章さんの
大阪十三であった講演会だった。
聞かれるかたが大勢すぎて、わたしたちは
モニターを通してしお聞きするしかなかったが、
その場で、坪谷さんと「お久しぶり!」。
坪谷さんのメールには、次のような言葉が。

……原発事故が起こったのは本当に不幸ですが、ことの本質を知り、
何をどう変えていくのか…問いを突き付けられたのですから、
正面から向き合い、学び、動くことが、今の、そし未来の子どもたちへの
「せめてもの誠実」ですものね……。

心から同感!

明日の朝はこの冬一番の寒さとか。
9時からの「朝の教室」。
講師は、城南信用金庫の理事長、吉原毅さん。
この反骨のひとの講話は以前から望んでいたのもので、
とても期待している。
寒さがちょっと気にはなるが。