早朝に連載コラムを二つ書きあげて、ほっ。
書き上げた、と書いたけれど、完成度はどうなのか、わからない。
それから軽い朝食をとって、10時少し過ぎに出社。
ビデオ撮りをして、午後いちばんに、
日曜日に「朝の教室」で講演をお願いした城南信用金庫の理事長・吉原毅さんとの対談へ。
ここで少し時間的余裕ができて、デパートのウインドに並ぶクリアランスセールの文字に惹かれつつ、
反原発の原稿の構成を考える。
最終で東京を発って、関西へ。
ここ数日、胃が痛い。
普段はこのうえなくタフなわたしの胃なのだが、
さすがに休みをとれない、この1年が少々こたえはじめたようだ。
それでも、移動中は、本を読む楽しみが。
特に読みかけのままだった本を、もう一度最初から読み直し、
新しいページに入っていく楽しみがある。
今回の旅行には、大逆事件の死一等を減ぜられ、生き延びて、
戦後再審請求を求めて闘った坂本清馬の人生を描いた『残務』(鎌田 慧・著)を持参。
週刊金曜日に連載されていた当時から読んでいたが、ずっしりと分厚い単行本になって刊行。
ここにも、偏向した国策捜査が。
「国策」というものは、市民の存在など鼻から無視して推進されるものだと痛感。