2012年2月23日木曜日

2月23日

あれこれ未決の事項や原稿がたまって、気分は前のめり状態。

ストレステストに対して、「第一次評価だけ」に待ったをかけた原子力安全委員会斑目委員長。
原発をはじめたときに不安だったから1年に1回のテスト制度を設けたのだろう。
だが、テストをやれば安全を確認できるということではないと、いまでは誰もが知っている。
テストは安全の保障にならない。
とはいえ斑目委員長、政府に「待った」をかけたのは歓迎なのだが。
真意をもっと詳しくお聞きしたい。

今日はこれから番組収録。
母の遺影のかたわらに、チューリップを飾りたいのだが、
花屋さんに行く余裕、今日はなさそう。
明日も東京を離れるし……。
ま、今度にしよう。

『福島の子どもたちからの手紙」(朝日新聞出版)を何度も読み返した。
切実な、本当に切実な子どもたちの想いであり、叫びである。

……私の夢は去年と全く違います
……ほうしゃのうをなくすきかいを つくってください
……もうマスクしたくない
……早く外で遊びたいです
……いくつまでいきられますか?

幼い文字で記された、それぞれの子どもの想いを知れば知るほど、
わたしたち大人は、とんでもない社会を作ってきたのだと改めて痛感する。
どんなに謝罪をしても、謝罪しつくせない。
この子どもたちの手紙や絵は、3月11日前後、
クレヨンハウス東京店で展示をさせていただく。
詳しくは改めてご案内するが、どうかどうか、
この子らの想いを受け止めていただきたい。

今週土曜日25日の「朝の教室」は、
学生時代から反原発の活動にかかわってこられた弁護士、海渡雄一さんを講師にお迎えする。
原発を止めるために、わたしたち市民に何ができるか……。
原発をとめるために、法的根拠は重要だ。
その視点から、お話をいただけるはず。
是非、ご参加を。