今日はヴァレンタインデイ。
といっても、わたしには全く無縁の、寒い一日でしかなかった。
仕事関係の若い女性たちからはチョコのプレゼントを
もらったが。
気持ちも縮こまりそうな空模様だ。
数日前にも書いたが、米国南部ジョージア州ボーグル原発で、
東芝の子会社であるウェスティングハウス製の原子炉二基の建設が認められた。
2016年と17年の運転開始を目指すという。
今朝の東京新聞・社説には、34年ぶりに原発の新規建設を認めた
米原子力事情と規制委員会について、興味深い記事が載っている。
規制委員会の5人の委員のうち4人は認可に賛成したが、
ヤッコ委員長だけは、反対した。
「福島第一原発の事故を教訓とした安全対策が充分に講じられていない」
からという理由だったそうだ。
同じ東京新聞の「こちら特報部」は、
25日に東京で開かれる「原発と問う民衆法廷」について報じている。
この民衆法廷では、弁護士さんたちが検察官役と東電・政府の代理人役となり、
大学の教師たちが裁判官を担当するという。
「民衆法廷」には法的効力はないが、こういった動きが、
誰も訴追をされてこなかった原発事故に関する
新しい立法化につながっていったら、大きな前進になるはずだ。
今までの原発差し止め訴訟のほとんどは、住民側の敗訴となっているが、
民衆法廷では原発事故を刑事事件として、事故の責任者を裁くことになる。
こういった試みを重ねることで、
閉じられたままだった堅牢で強大な扉が少しでも開いたら、
この社会は、少しは「民衆」、市民に近づくはずなのだが。
ちょうどいいタイミングで、2月25日の『朝の教室』の
講師は、過去、多くの差し止め訴訟にかかわってこられた、
弁護士海渡雄一さん。
「市民に何ができるか」という視点での講演が
お聞きできそうだ。期待している。