2012年4月23日月曜日

4月23日・24日

22日の小出裕章さんの講演会は大盛況のうちに終了。
参加されたかたがた、あるいは当日やむを得ない事情で
参加できなかったかたがたからの、次のようなエール、
「遠くからご盛会を祈っています。
 温かな、けれど厳しさのある会でありますように」
そんなお声に支えられた会だった。

何度も予行演習をしたにもかかわらず、不備やミス、
予期せぬ出来事もあったが、
受講されるかたがたの温かな気持ちに励まされての、
2時間余の講演会だった。
撮影/宇井眞紀子

撮影/宇井眞紀子

お好きだとおっしゃる斎藤隆介・滝平二郎さんの
『花さき山』のご紹介。
「優しさ」とは……の定義付け。
科学的な視点と姿勢に加えるに、ひととしての優しさと
深さに裏付けられた素晴らしいお話だった。

作家の澤地久枝さん、評論家の佐高 信さん、作家の渡辺一枝さん、
企業としていち早く脱原発を表明された城南信用金庫の理事長吉原毅さん、
弁護士の海渡雄一さん、東京新聞「こちら特報部」のデスク田原牧さんなど、
おなじみのかたがたも、小出さんのお話に耳を傾けてくださった。

13時会場に、朝の9時から並んでくださった参加者のかた。
オーストラリアから帰国されたかた。
11時に開場近くですれ違ったご家族連れは
「これからキャンパスでお弁当を開きます」。

厳しい現実を再確認する内容のお話ではあったが、
参加されるかたがたの笑顔に、
むしろ緊張していたわたしが元気をいただいた時空でもあった。

講演終了後、クレヨンハウスにこられた小出さん。
「この瞬間が楽しみで! いのちの泉です」
と日本酒を美味しそうに召し上がり、最終の便で大阪に戻られた。

小出さんに、そして皆様に、
心からのありがとうございます!
原発に反対しながら研究をつづける
小出裕章さんのおはなし(クレヨンハウス刊)