2012年4月12日木曜日

4月12日


クレヨンハウスも微小ながら1企業であることに変わりはない。
この3月末に東京電力との1年契約が切れ、
4月1日から新規契約となるため、当然電力値上げの対象となる。
書店のように利益が極めて少ないクレヨンハウスのような組織にとって
電力の値上がりは、死活問題でもある。
東京電力からの値上げの電話に、
納得いかないと答えた我が担当者に返ってきた言葉は、
「それでは他の業者とご契約いただいてけっこうです」。
他の業者さんと契約できるなら、むろんそうしている。
が、他の業者は、当然ながら需要と供給のバランスがとれていない。
値上げに納得いかない企業(クレヨンハウスも当然そう)や
原発に反対する企業(クレヨンハウスもそうだ!)はいっせいに、
既成の電力会社以外から電気を買おうとし、
その需要に供給が追い付かない状態だ。
他の業者が満杯状態であることを十分知りながら、
需要に応えられないことを知りながら、
また他の業者が入れないような「独占」の体質を
国のお墨付きですすめてきていて、
「うちがいやなら、よそにどうぞ」は、
そりゃないだろう。他で買えるものなら、とっくに買ってるよ。
政府も政府である。あの苛酷事故を起こした電力会社には、
わたしたちの税金を注ぎ込み(いつ、わたしたちにそうしていいか、と訊いたか)、民間の企業は我慢して値上げに応じろ、というのか。
酷すぎる。この電力値上げで確実に、零細企業の倒産は増える。
そのうえ、消費税増税か!
全くもって滅茶苦茶、だ。
朝から仕事。夕方からは認知症学会の選考会。
22時にクレヨンハウスに資料をとりに帰社。
今日も長い1日だった。