2012年4月15日日曜日

4月14,15日

14日の土曜日は、弁護士の日隅一雄さんをお迎えしての「朝の教室」。

朝の教室開催日はなぜか雨が多い。
昨年の陽春にがんの手術を受けられ、現在も治療中の日隅さん。
しっかりとした、でも解放感溢れるトーンでの講演に、
会場いっぱいの受講生のかたがたが深く頷き、
暖かくも自分との約束を再び交わした1時間半になった。

講演が終わったあと、拍手が鳴りやまない会場。
会場の後ろのほうの席に作家澤地久枝さんのお姿を発見!
ハンドマイクを回し、素敵なメッセージもいただけた。

澤地さんも膝の手術をされて、ご無理はいけないのに、
朝9時の会に駆けつけてくださったのだ。
「反・脱原発」の活動を大事にしている、それぞれが
もう一度、自分と出会うような時空を贈られた会であったこと
(受講生のかたがたも素敵だった)に深く感謝をする。

その会でも触れたのだが、京都にいる友人から
送られてきたメールをご紹介したい。
元スイス大使の村田光平さんというかたが
国連事務総長、首相、枝野さんに送った手紙である。
ご一読を。

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枝野幸男経済産業大臣殿

平成24年4月2日
村田光平
(元駐スイス大使)
...
拝啓
時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

4号機問題は各方面で大きな反響を呼んでおります。

知人から転送頂いた別添の米国の核科学者Robert Avarez 博士の見解によれば福島第一原発に存在するセシウム137は3.93億キュリーで、チェルノブイリ事故により放出された総量の200倍以上とのことです。また、これは大気中で行われた核実験及び世界中の再処理工場がこれまでに放出した総量の1.45倍〈145%〉以上とのことです。

福島第一原発の原子炉建屋内の燃料プールと共有プールにある使用済み燃料棒の数は圧力容器内のものを除き合計すれば11442本になります。国民の誰もが驚くと思われます。

日本の、そして世界の命運が激増する余震如何にかかっている状況下で4号機問題が緊急の最優先課題となっていないことはもはや許されないと確信します。

昨晩福島で震度5弱の地震がありました。ゾッとしました。
この問題の重大性からすれば再稼動問題にせよ、浜岡再開にせよ問題外に映じます。放置できないと信じます。

政策論など立場の相違を超越して国民の総力で取り組むべき問題です。
どうか貴大臣のご理解とご支援をお願い申し上げます。

敬具

http://kurionet.web.fc2.com/murata.html

http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1201.html
(福島第一原発のセシウム137はチェルノブイリの85倍以上)

http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1102.html
(使用済み燃料の専門家・ロバート・アルバレスからの手紙)