昨夜は柚子の話を書いた。
柚子の薬味のカキ鍋は美味だった。
深夜になってから夕刊を開くと、福島・信夫山産の柚子は、
8月に国の基準を超える放射性セシウムが検出されて、出荷停止。
名物の柚子を使ったまんじゅうは、
去年の暮れにとれた信夫山産の柚子を
ジャム状態にして冷凍保存しているのを来年いっぱいは使える。
が、そのあとの見通しはたっていないという。
飯坂温泉の共同浴場の柚子湯も
市などが11月に中止を決定したという。
(東京新聞 12月14日 夕刊)
詩人・堀場清子さんは、その作品で、
原発事故を「一億総懺悔」で終わらせてはならない、
と激しい口調で記しておられる。
(詩集「いのちの籠」より)。
「わたしたちみんな」の責任もある。
たとえば原発推進派の政治家を選んだことや、
知ろうとしないまま来てしまった罪や。
しかし、責任は責任として糾明しなければならない、
と堀場さんは記しておられる。
かつて、第二次世界大戦であれだけの
犠牲をだしながら、「一億総懺悔」で終わらせてしまった罪を、
彼女は問いかけているのだ。
まさに同感である。
今週土曜日は、「朝の教室」
チェルノブイリ原発事故後、
現地で支援活動を続けてこられた河東昌東さんのご講演。
生産者と消費者、両者が「共闘」できる道について、
チェルノブイリの活動体験を交えながら、語ってくださる。
今回の朝の教室は、有機農法に取り組む生産者の参加もあると聞いている。