2011年12月31日土曜日

12月31日

 
パックインジャーナル3時間生番組に出演して帰宅。
疲れがたまっていたのか、数時間爆睡してPCを開いたら、
次のようなメールが。
……伊達市のイチゴ農家、二本松市のりんご農家が自ら命を絶ちました。
もうこれ以上農民から犠牲者を出さないでください……
 
なんという年の瀬か。
原発事故の「収束宣言」のもとで、なにひとつ解決はしていない
「いま」のわたしたち。
番組でも話をしたが、わたしたちは山ほどの「未だ」を生きている。
未だ、被曝し続けている人がいる。
未だ、止まらない食品汚染がある。
未だ、先行きが見えない除染問題がある。
除染は「移染」でしかないともいう。
未だ、 メルトダウンした燃料の状態がわかっていない。
未だ、  外部被曝、内部被曝してしまった、特に子どもたちへの影響について、予測もつかない等。
未だ、政府は再稼働、原発の輸出を考えている。
これら「未だ」に加えるに、福島の農業生産者の苦悩は「未だ」なにひとつ解決されないまま、
自らのいのちを断つひとが……。
 
この2011年もあと1時間で終わる。