2012年元日が2日に変わる時間に
このメールを書いている。
誰かや何かの幸せや充実のために
ほかの誰かや何かが不幸や犠牲に
ならない時代と社会に向けて……。
「わたし」がどう生きるか、を心底考え、
考えたことを実行に移していきたい、と自分と約束する。
岩波ジュニア新書に『生きていくための短歌」(南 悟 著)という一冊がある。
昼間に働き、夜に学ぶ定時制神戸工業高校生が詠んだ短歌を集めたものだ。
その中に次のような短歌がある。
……若き日は働くばかりで学ばれず還暦過ぎて机に向かう……
東 潔
この歌を詠まれたかたは、2012年、どんな元日を迎えられているだろう。
鎮魂と復興を祈る除夜の鐘を聞いてから24時間。
2012年こそ……と、自分との約束を改めて心に刻む。