昨日の雪が屋根に残ったままの水曜日。
天気予報をチェックすれば、列島中が寒さに震えている。
そうして、いつものことを思うのだ、
被災地のお年寄りは? 赤ちゃんは? 子どもたちは? と。
日隅一雄さんという弁護士がおられる。
記者から弁護士になられたかただ。
その真っ直ぐな正義感
(というと、ご本人は照れてしまわれるかもしれないが)
と、仕事への姿勢にはいつも敬意を抱いてきた。
なにかの会で以前にご一緒した記憶があるし、
3月で終わってしまう朝日ニュースター「パックイン・ジャーナル」
でもご一緒したことがある。
3月11日後の東電本社での記者会見に連日出席。
原発の構造を熟知していないと発することができないような鋭い質問をされ、
情報公開を迫っていた日隅さんである。
その日隅さんが入院して手術をされたとうかがったのは、
去年の陽春だったろうか。
昨冬のペンクラブの「脱原発の集い」には、
マスクをかけて参加されていた。
闘病中だから、ということではない。
原発の過酷事故に対して、日隅さんがどのように考え、とらえ、
そこからなにを導き出したのか……。
ずっとお話をうかがいたいと願っていた。
彼のブログ、「情報流通促進計画」は必見。
>http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005
日隅さんの著書、『検証 福島原発事故・記者会見……
東電・政府は何を隠したのか』(木野龍逸さんと共著・岩波書店)。
2月に刊行予定の『「主権者」は誰か 原発事故から考える』(岩波ブックレット)等。
しっかり読みたい。