肥田舜太郎さんの「朝の教室」。無事終了。
寒い朝だったが、大勢のかたが参加してくださった。
受講されたかたから次のような感想をいただいたので、ご紹介を。
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ヒロシマの原爆地獄を体験し、自らも被曝しながら極限状態でも
ひるまずに患者を治療し、助けることに命を賭けていらした肥田さん。
戦後もすぐに南の島の生き残り兵(殆どは飢えと病で末期だった)を
船で日本まで治療しながら救出するお仕事を。
わが身をいとうまもなく、その後も怒涛のごとく地域医療や被爆者のため、
GHQと厚生省を相手に医師と労働運動の二足のわらじをはき、
リーダーとして戦後の歴史の最前線で闘ってこられたこと、
『ヒロシマを生きのびて』を読んで、深く深く感動しています。
それなのに、過酷な闘いの日々を想像すると、
実物の肥田さんの温顔とは結びつかないのです。
クレヨンハウスの講師の方々は、みなさん穏やかでやさしい、
フレンドリー(シャイな方もいらっしゃるけど)な方ばかり。
精神性の深さ、品性の高潔なこと、信じるに足る、尊敬せざるを
得ない方にお目にかかれるしあわせ…………。
感謝しています。
握手していただいた手のあたたかかったこと。
放射能地獄を生き延び、権力と闘ってなおご長寿でいらっしゃる肥田さんの存在は
私たちの希望です。奇跡…………です。
お肌つやつや、立ったままでの力強いお話。
”生きる力”を、いただきました。
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立ったままの1時間30分の講演会。
去年は週に7回、講演をされたこともあるとおっしゃっていた。
筆舌に尽くしがたい体験をされながら、そして権力と絶えず対峙されたながらの、95歳。
この非情な時代と社会を生きる、すべてのわたしたちにとって希望そのものだ。
「朝の教室」2月19日の講師は、城南信用金庫の吉原 毅理事長。
昨年の原発事故後、いち早く脱原発を宣言した城南信用金庫。
その決意のほどと、宣言されてその後、についてうかがうことができるはず。
旅先にて。