会場におられたかたから、新聞を渡された。「放置新聞」。
原発事故で「放置」されているひとと共に、という意味をこめて、
新聞は刊行されているらしい。
発行は「放置新聞変衆室』(変換間違えではない)。
映画『チェルノブイリハート』の上映会や、
いろいろな脱原発の活動に取り組んでもいる。
その『放置新聞』12月01号には、
『チェルノブイリハート」を観た、2歳の娘さんがいる
「ミィちゃん」という女性の感想が記されている。
・・(略)未来の子供達に責任を押し付ける原発は
もうこの世の中に要らないと思います。
(中略)今子供のこの子達は自分で選んでいないのに、
無条件に放射能汚染された世の中で生きて行くのです。
そうさせたのは今大人の私たちの責任だと思います。
私たちが無責任で何も行動しなかったら、
どんどん一部の人の都合がいいようになっていきます。
それに気づいた今もまだ何もしなかったらそうなるでしょう・・。
まっとう過ぎるほどまっとうな、この「ミィちゃん」の姿勢にもう一度、
わたしたちは立ちかえり、考えていきたい。
内部被曝を防ぐことなどについて話をすると、
「気にし過ぎじゃないか?」と言われたりもするという。
誰もが四六時中危機感をいだいて暮らすのは辛い。
だから、本来「ひとつ」であるはずの、市民が心ならずも、
「気にする派」と「気にし過ぎじゃない派」に二分される。
福島では、小児科医の山田真さんがクレヨンハウスのブックレットで触れているように、
この現象がもっとあらわであるに違いない。
被害を受けたお互い同士が「対立」するような構造の、
大本はいったい何なのか。
そのことから、わたしたちは目を逸らしてはならないはずだ。
帰京したら、次のようなメールが入っていたのでご紹介を。
CD「FUKUSHIMA」発売記念ライヴ&アート
つながる ひろがる「脱原発」メッセージ「あしたへ せんねんのみらいへ」
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◇LIVE 室坂京子(ピアノ)x 水野俊介(5弦ウッドベース)
12月10日(土)開場17:30 開演18:00
神奈川県相模原市 藤野倶楽部・直子の台所(別料金で軽食あります)
料金 当日2,000円 前日までのご予約1,800円(1ドリンク付き)
◇ART 西村繁男(絵本作家)x 井上厚(木版画家)
12月10日(土)・11日(日)・17日(土)・18日(日)11:00-16:00
藤野倶楽部・直子の台所
*売上の純益は原発への警鐘をならし続けた市民派科学者・故高木仁三郎博士が
設立した原子力資料情報室に寄附されます。
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電車ーJR藤野駅よりやまなみ温泉行きバス15分「中尾」バス停下車手前へ徒歩2分