今日はいつもより少し早く帰宅できたので、カレーを作った。
突然、食べたくなったのだ。
ジャガイモがきれていたので、鶏肉と玉葱、ニンジンと南瓜を、
ニンニクの微塵を入れたオリーブ油で炒める。
そこに水を加えてローレルの葉や乾燥バジル、擦ったリンゴなど適当に、
ほんとに適当に入れて、最後に有機のカレールとカレー粉、
シナモンなどをいれて、あとは待つだけ。
ジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス」のCDを流しながらのカレー作りだった。
どの家にも、独特のカレーの味がある。
海っきわの、いまはなくなってしまったMさんの家にも、Uさんの家にも、
かあちゃん得意のカレーの味があったはずだ。
もちろん福島の中通りにも南相馬にも飯舘村にもどこにも。
同じ市販のルーを使っても、それぞれ微妙に味が違う。
カレーって、そういうものだ。
そういった、あたりまえの日常を断ち切ったのは
竹内 功さんの詩、『空気を吸いたい』の二行をお借りすると……。
「かぎりなくもうけることしか知らぬ
政治権力と連む(つるむ)我利我利亡者の仕業」
ということになる。
悔しい。
23日は宇宙物理学者池内了さんを講師に
お迎えしての『朝の教室』。
これからのエネルギーについてお話しくださる予定。
ご参加を!