寒かったけれど、快晴の土曜日。
「朝の教室」、本日の講師は、河田昌東さん。
チェルノブイリ支援を長年されてきた河田さんならではの、
チェルノブイリと福島を重ねてのお話。
平易でありながら、骨太(口調はあくまでも穏やかですが)のお話に、共感。
厳しい科学的現実を聞きながら、希望につながる科学的現実に聞き入った。
講演の中では触れておられなかったが、金曜日はチェルノブイリの子どもたちに贈る
恒例のクリスマスカードをボランティアのかたがたと書いて、
発送準備をされて夕方の新幹線で上京してくださった。
そうしていま、チェルノブイリの、かつての子どもたちから
福島の子どもたちを元気づけるカードがたくさん届いておられるという。
柔らかく結びつこうとする、市民の力はやはり素晴らしい。
「朝の教室」を終えて、そのまま牛久の「平和のつどい」へ。
牛久といえば、『橋のない川』の住井すゑさんが長年、お住まいになっておられた。
30数年前に、クレヨンハウスで住井さんに講演をお願いしたことがあった。
住井さんも骨太な、けれどとてもデリケートでもあるチャーミングなかただった。
2011年のいま、ここに、このかたがおられたら、と
考えるかたが幾人もおられる。
そのかたがたから贈られたものをしっかりと抱きしめて
次の世代に手渡していきたい。