午前9時から始まった、2011年最後の「朝の教室」。
「これからの私たちの暮らし」というテーマで、
宇宙物理学者・池内 了さんがお話しくださった。
国策としての原発がいかなる形で地域に根付いてきたか、を前ふりに、
民主主義とは相いれないはずの、「お任せ体質」や大量消費を当然とする体質の「見直し」。
なにを社会の「発展」と呼ぶかはひとによって違うだろうし、
わたし個人は「いのち」を置き去りにしたそれを「発展」と呼ぶ気持ちには到底なれないが……。
池内さんは、「発展から持続の時代へ」。
その、ひとつのモデルケースとして、池内さんは「わが家でやっていること」。
太陽光発電・太陽熱温水、雨水の中水利用、井戸水の利用、生ゴミの処理等のご紹介を。
すぐに実現することは不可能でも、やれるところから、一年にひとつずつ実行していこうと、池内さんは提案。
むろん並行して、政府や政治には、情報開示要求をはじめ、正当なるアクションを!
希望が見える科学、のお話だった。
次のクレヨンハウス朝の教室は2012年1月7日。
作家で評論家の柳田邦男さんをお迎えして「政府対応はなぜ遅れたか」。
1月21日は広島への原爆投下から現在まで一貫して被ばく者支援を続けてこられた医師の肥田舜太郎さんをお迎えして「広島から見る内部被ばくのこと」をテーマにお話いただく。
14回にわたった2011年「朝の教室」。とにかく無事に終えることができて
ほっ。
講師と参加してくださるそれぞれの受講生のかたが創り上げてくださる1時間30分。心より感謝しています。
ありがとうございます。そして、来年もよろしくお願いいたします。