2011年7月18日月曜日

7月18日

「私たち」という言葉は誰をさすのか。
誰と誰と誰とを意味するのか。
「私たち」という言葉が人類すべてを表す日がくるよう祈り、
実践し続けたひとに、コスタリカの大統領オスカル・アリアスがいる。
軍隊をもたない国、コスタリカである。
彼は言った。
「私たちは、死の商売で金儲けをしてはなりません」
「国際武器貿易を自由市場の原理に任せてはならないのです。
………この武器貿易は、独裁者の友であり、人々の敵である場合がほとんどなのですから」
(『平和をつくった世界の20人』岩波ジュニア新書)。

ジュニア新書は文字が大きいので、老眼には心やさしい。

「わたしたち」の国にも、死の商売で儲けた人々がいる。
いまも、なお。
政・財・官・学・メディアの多くもまた。