2011年7月3日日曜日

7月3日

今日も暑い一日だった。日テレの『バンキシャ』へ出演。
番組は玄海原発再稼動のニュースからはじまった。
言いたいこと山ほど!と、エックスクラメーションマークを
9999999回並べたいほどだが、しかしなにせ時間が足りない。
番組が終了すれば、いつもの自己嫌悪へ辿り着く。
もっと適切にして、もっと過不足ない表現の仕方はなかったか、と。

原発暴走は地震や大津波、自然災害だけで誘発されるものではない。
原発そのものの老朽化が暴走に直結する場合もある。
ということは、この国に存在する原発の多くが、
「いつ、なにが起きても不思議ではない状態」にあるのだ。
にもかかわらず、福島第一原発の暴走の原因は「想定外の大津波」と
3月11日以降言われ続けてきた。

九州電力玄海原発についても、安全性を評価するのは、経産省の原子力保安院だが、
多くのわたしたちは推進を目的とした「安全神話」を、もう信じることはできない。
安全と言われても、保安院は福島の暴走を防ぐことはできなかったのだ。
そもそも原発を推進する側が評価する安全性とは、一体、何なのか。
福島原発では、今朝も五号機のホースに亀裂が入っていることが判明し、
冷却注水が一時停止した。
なにひとつ収束が見えない福島の「いま」を目の前にしながら、
さらなる安全神話を垂れ流すとは……。わたしには理解できない。

番組中、地震速報が入った。福島沖が震源地の震度3、ということだが、
脆くなっている原発では震度3でさえ、何が起きるかわからない。
慣れてはいけない、と今夜もまた自分と約束する。