2011年11月1日火曜日

11月1日 その2

11月1日21時30分。
今日のブログは書いてしまったのだが、特大の文字で、加筆を。
打ち合わせを終えて、毎日のWEBニュースをみたら、

玄海原発(佐賀県玄海町)4号機再稼働!の報道が。

ショックのあまり、しばし呆然自失。

「九州電力は1日夜、記者会見を開き、トラブルで停止している玄海原発(佐賀県玄海町)4号機を同日午後11時ごろに再稼働させると発表した。これに先立ち九電は同日、自社の判断で再稼働させることを玄海町の岸本英雄町長に伝え、町長は受け入れる考えを表明。同県の古川康知事も報道陣に容認の意向を示した。東京電力福島第1原発事故後、定期検査やトラブルで停止していた原発の再稼働は全国で初めて」

4号機は明日2日の午後に発電を開始するという。4日までには通常運転(フル稼働)となる見通しだそうだ。

国の原子力安全・保安院が「おおむね妥当」と評価し、再稼働を容認。町長は「国が安全と言ったので納得している」と応じ、古川知事も「国が大丈夫だと判断した以上、これまでの手続きに沿って対応した」と記者たちに述べたという。
4号機は12月中旬から定期検査に入る予定で、再稼働せずに検査入りすると思われていた(わたしもそう思っていた)が、九電は自社の判断で再稼働する方針を佐賀県や玄海町に連絡していたという。
知事も町長も「国」が許可したのだから、と国を錦の御旗にしている。
この国は、「福島」の反省など微塵もない。

今朝がた、わたしは廃炉アクションに向けての一歩として、1基も再稼働を
許容してはならないというメッセージを書いて、岩波書店に送ったばかりだった。
「やらせメール」に始まり、第三者委員会の報告書も無視した経緯もまた、
これでチャラになるのか。

酷すぎる。こうやって「民意」は、頭から「ないもの」としていくのが、
彼らの常套手段だ。
許してはならない。
これでNOアクションであったら、各地の原発は再稼働するし、
新規の建設も
NO PROBLEMになってしまうだろう。