今朝は、詩人で翻訳家のアーサー・ビナードさんの「朝の教室」。
タイトルは、「(平和利用)なーんちゃって!」。
古今亭志ん生の落語から引き出した原発がある社会への比喩など
欧米人ではじめて中原中也賞を受賞したこの詩人の、
言葉の巧みさと深さに、気持ちよく笑い、解放感の中で、
さらに考えさせられた一時間半だった。
12月の「朝の教室」は17日に、チェルノブイリ原発事故のあと、
現地の要請を受けて、ウクライナに入り、ナタネを使った土壌浄化を行ってきた、
分子生物学者、環境科学の専門家、河田昌東(かわたまさはる)さん。
わたしたち有機にかかわるものにとっては、河田さんは理論的リーダーであり、
すぐれた実践者でもあるが、
新刊『チェルノブイリの菜の花畑から 放射能汚染下の地域復興』(創森社)が多くの支持を得ている。
これからの農業は? 消費者自身は、どのように土と食べ物に向かい合えばいいのか。
お話を期待したい。