2011年11月27日日曜日

11月27日

今日日曜日も朝から長野だった。
椋鳩十記念館主催の講演会だった。
先週も伊那に行っているが、今日は下伊那。
伊那づいている、この秋だ。

椋鳩十さんと言えば、わたしも若い頃は特にその作品を熱心に読んだものだ。
『アルプスの猛犬』『金色の足あと』『クマほえる』『片耳の大しか』等々。
自然に生きる、あるいは自然を生きる、動物たちの毅然とした姿勢と、
人間との関係性を描いたものに心打たれたものだ。
10代の頃だったか、きっかけは何だったか覚えていないが、
お名前を「椋鳩十さんだっけ? あれっ! 鳩椋十さんだっけ?」.
夜中になって急に気になりだし、こころ七転八倒状態だったことを、
いまになって思い出す。
わたしは決して明るい女の子ではなかったが、いまでは懐かしい記憶だ。
植物図鑑と動物図鑑が愛読書であった頃のことだ。
生誕100年椋鳩十ベストセレクション(理論社刊)など、むろん無かった。
 
椋鳩十さんがご健在であるなら、いまの日本をどのように感じ、考えられただろう。
25日のブログでご紹介した石川逸子さんの福島の牛の詩も合わせて考える。

ちょっとだけ疲れがたまってきている。
どこかで、丸一日だけ空白の時間をつくる時期が来ているのかもしれない。