原発を停止した場合、標準家庭の毎月の電気料金
「1000円はねあがる」、というニュースが流れている。
「日本エネルギー経済研究所」の試算だそうだ。
これって、脅迫ではないか。
現在、日本にある原発54基のうち35基が稼動停止。
来年春までには残りも定期検査に入って、稼動が停止になる可能性はある。
そこで火力発電がフル稼動になると、燃料をはじめとして天然ガスなどの
調達コストが増えて、電気料金アップとなるということだが、
原発の再稼動のためのキャンペーンではないか。
日刊ゲンダイ6月16日付けでは、立命館大学国際関係学部の大島堅一教授が
一キロワット当たりの発電コストについて次のようなデータをだしておられる。
「原子力が10・68円
火力 9・9円
一般水力 3・98円」
〔有価証券報告書の実績に税金負担分を足して計算〕
さらに大島氏は次のようにコメントしている。
「問題は数字をどう読むかです。原発は燃料コストだけでない。管理などに
巨額の費用がかかる。それに、稼動率でいうと、原発ほどあてにならない
ものはない。(略)そもそも原子力を過度にかいかぶった結果、再生可能
エネルギーの研究や燃料費の努力を怠り、安全性のチェック、防災対策を
おろそかにして大事故を招いた。これも膨大なコストです。
来年は大きく稼動率が下がりますが、管理などの費用は変わらないため、
発電コストはさらに膨れ上がるでしょう」
6月15日13時より市が谷アルカディア(旧私学会館)で、
内橋克人さん、澤地久枝さん、鎌田慧さんたちが「原発にさよなら集会」の
記者会見を。お誘いを昨日いただいたのだが、わたしはほかの仕事があって、
参加できなかった。
詳しい内容は改めて発表されると思う。送っていただいたチラシには次のような文言が。
「原子力と人間の共生など、けっしてありえないことなのですが。
それに気づいていながらも、私たちの批判の声と行動があまりにも弱かった、と深く悔やんでおります」
「わたしたちは、自然を収奪し、エネルギーを無限に浪費する生活を見直し、
自然エネルギーを中心とする『持続可能な平和な社会』にむかうために行動します。その目標です。
新規原発建設計画の中止
浜岡からはじまる既存原発の計画的廃止。
もっとも危険なプルトニウムを利用する「もんじゅ」、「再処理工場」の廃止。
「原発にさようなら集会」の開催。
日時 2011年9月19日
場所 明治記念公園
集会規模 五万人(集会後、パレードがあります)
さて、今日の記者会見の模様が、各メディアでどのように報道されるか。
あるいは報道されないか。
しっかりチェック!
詳細は追ってまた!