6月になった途端、わたしが暮らす東京は肌寒い天気に。
さらには、こんな時に、国会は不信任案騒ぎでさらにお寒い状況。
夕方には、自民・公明・たちあがれ日本が、菅内閣不信任案を提出。
あとは、与党民主の内部で、誰がどう動いて、どっちにつくか、の心躍らないレースになるのだろう。
被災されたひとたちの中には、まだ仮設住宅にも落ち着けないひとも大勢おられる。
心理的にも、「政治がさらに遠くなった。結局わたしたちのことは考えていないんですね」
と被災されたひとが言っていた。
菅首相がベストとは決して思わないし、被災者やこの原発暴走の被害者たちに対しても、
発する言葉に人としての痛みのようなものを感じないところが正直、苛立つし、腹も立つ。
しかし、じゃあ誰が? となると、浮かぶ顔がない。
長年、原発を推進してきた自民も、現政権を攻撃する前に、
まずは「自分たちがやってきたこと」を真摯に反省、謝罪すべきだろう。
政・官・業・学(アカデミズム)・メディアが一体となって「原子力村」を作ってきたのだから。
なんとも「寒い」6月初日である。