2011年6月29日水曜日

6月29日

猛暑の水曜日だった。

熱中症には要注意である。
たっぷりの水分はもとより、少しの塩分も。
炎天下に限らず、室内でも熱中症は起きるのだから、
しっかり水分をとろう。

格差社会の中。生活保護を受けていた女性の部屋から自治体がクーラーを
取り去って、女性が熱中症で救急車で搬送されたのは、数年前のことだった。
去年は電気代が支払えずに電気が止められ、クーラーはあるけれど使えず、
熱中症で亡くなった80代の男性もおられた。

この夏もまた同じようなことが起きなければいいのに、と祈るように考える。
この節電モードの中では、さらなる被害者が増えそうな予感がする。

今朝方、26日の深夜に毎日放送で放映された、映像’11「あの日のあとで~フクシマとチェルノブイリの今~」を観る。
京都大学原子炉実験所の小出さんや今中さんたち「熊取六人組」を紹介した08年に続き、同じ津村ディレクターの作品である。
………大きめに被害を見積もり、その結果、それほどでもなかった、よかった、というのが原発などの事故のときのスタンスであると考える。
にもかかわらず、現実は自体を小さく、小さく見積もっている………。

参議院に招致された席で、小出裕章さんは珍しく、ちょっと激しい口調で主張されていた。その小出さんの隣に坐っておられたのが、クレヨンハウスモーニングスタディズの8月27日の講師。後藤政志さん。
その向うには、ソフトバンクの孫さんのお顔も見えた。
が、この日のそれぞれのスピーカーの発言はわたしが知っている限り、関東圏のニュースや情報番組では報道されなかったようだ。
事故を「小さく見せようとする」東電や政府の姿勢は以前からずっと続き、そしてそれは、いまもって変わっていない。
酷いものだ。